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ヨコハマトリエンナーレ2017のみどころHightlight

「接続」と「孤立」をテーマに、世界のいまを考える

1. 「世界のいまを考える」展覧会

いま、世界はグローバル化が急速に進む一方で、紛争や難民・移民の問題、英国のEU 離脱、ポピュリズムの台頭などにより大きく揺れています。
本トリエンナーレでは、「接続」と「孤立」をテーマに、こうした相反する価値観が複雑に絡み合う世界の状況について考えます。 タイトルの「島」「星座」「ガラパゴス」は、接続や孤立、想像力や創造力、独自性や多様性などを表すキーワードです。これらを手掛かりに、人間の勇気と想像力や創造力がどのような可能性を拓くことができるのか。開港の地・横浜から新たな視点を発信します。 詳しくはこちら

2. 横浜美術館に大規模なインスタレーション
―アイ・ウェイウェイ、ジョコ・アヴィアント

アイ・ウェイウェイは、常に自らの置かれた社会状況に関わり、芸術概念を拡張するかのような活動を推し進めています。ヨコハマトリエンナーレ2017では、メイン会場となる横浜美術館の外壁と柱に、救命ボートと難民が実際に使用した救命胴衣を用いて、難民問題に関する大型インスタレーションを発表します。

また、館内のグランドギャラリーでは、ジョコ・アヴィアントが、注連縄(しめなわ)から発想して2000本のインドネシアの竹を持ち込み、独自の手法で編み上げたダイナミックな新作を展示します。インドネシアの竹は、同国では古くから家屋や日用品の素材として親しまれてきました。作品を通して、自国で失われつつある伝統文化、人間と自然の共生について考えます。

アイ・ウェイウェイ(艾未未)
《安全な通行》2016
© Ai Weiwei Studio
ジョコ・アヴィアント
横浜美術館グランドギャラリーで展示される作品のモックアップ

3. 横浜赤レンガ倉庫1号館で、「横浜」に関連した 新作を披露
―小沢剛、クリスチャン・ヤンコフスキー

ヨコハマトリエンナーレ2017では、日本の近代化の起点となった横浜の歴史や横浜をテーマにした作品も展示されます。横浜の歴史的遺産である横浜赤レンガ倉庫1号館では、小沢剛が、グローバルに活躍した歴史上の人物の海外での活動に焦点を当てた 「帰って来た」シリーズを新たに発表します。明治の世を駆け抜けた横浜生まれの伝説的な思想家・美術史家を蘇らせます。

また、ユーモアとペーソスに満ちた写真・彫刻・映像作品等で知られるクリスチャン・ヤンコフスキーは、オリンピックを目前にした日本の「気の流れ」を良くしようと、横浜の公共彫刻を揉みほぐそうと診断するマッサージ師の映像作品を制作します。

小沢剛新作制作風景
撮影:ボビー・ブラフマ/大岡寛典
クリスチャン・ヤンコフスキー
《重量級の歴史》2013
Photographer: Szymon Rogynski Courtesy: the artist, Lisson Gallery

4. 日本初 本格紹介の若手アーティスト
―ザオ・ザオ、イアン・チェン

ザオ・ザオ(赵赵)、イアン・チェンは、日本で初めて本格的に紹介される近年活躍の著しい若手アーティストです。ザオ・ザオ(赵赵)の《プロジェクト・タクラマカン》は、作家の出身地であり、たびたび民族問題の舞台となるタクラマカン砂 漠の真中に、冷蔵庫を運んで配線し、冷えたビールを飲むという行為を映像にした作品です。ユーモアと壮大なスケールで、かつてシルクロードで様々な物や人、文化が行き交った歴史や、現在の孤立した状況などについて思いを馳せます。

また、イアン・チェンは、管理され閉じられた世界での意識の芽生えをテーマにした映像作品《使者は完全なる領域にて分岐する》を展示します。プログラミングにより様々な状況がリアルタイムにシミュレーションされて映し出され、神の使いに見立てられた柴犬達が画面内で衝突と変容を繰り返し、予期せぬストーリーを紡ぎ出します。

ザオ・ザオ(赵赵)
《プロジェクト・タクラマカン》2016 イメージ
イアン・チェン
《使者は完全なる領域にて分岐する》
2015-2016

5. 様々なアクティビティを多数開催

参加アーティストはもちろんゲストを招いたトークイベント、ドキュメンタリーの上映、演劇、古典籍や古地図の展示、横浜の街めぐりなど、現代アートの展示だけでなく、どなたでも楽しめる様々な催しを多数開催します。

日本郵船氷川丸(国指定重要文化財)
ラウンド1「0と1の間にあるアート」より
養老孟司さん、布施英利さん 対談
Photo: KATO Ken

6. トリエンナーレ2017をさらに楽しむ
お得な「セット券」と横浜アートめぐり

ヨコハマトリエンナーレ2017では、BankART Life Vと黄金町バザール2017に会期中何度でも入場できるパスポートが付いた「セット券」を販売しています。詳細はこちら

ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017、YCC Temporary 鬼頭健吾、スマートイルミネーション横浜2017、Creative Waterway ―川と海でつなぐ創造の拠点など市内企業やアートNPO、市民サポーターらによる催しも随所で行われ、アートで彩られた横浜のまちが楽しめます。詳細はこちら

photo by Yasuyuki Kasagi

音声ガイドアプリ App

鑑賞のヒントとなる情報を音声やテキストでお届けするアプリを配信します。※8月4日(金)よりサービス開始

鑑賞ポケットガイド Pocket Guide

小中学生とその保護者の作品鑑賞の手引きとして、また現代アート初心者の方にもご活用いただける「ヨコトリ2017をもっと楽しむ!鑑賞ポケットガイド」をご用意しています。

お得なセット券 Set Ticket

「ヨコハマトリエンナーレ2017鑑賞券」「BankART Life Ⅴパスポート」「黄金町バザール2017パスポート」がセットになったお得なチケットです。