2020ヨコハマトリエンナーレ 2020年7月3日から10月11日まで 2020ヨコハマトリエンナーレ 2020ヨコハマトリエンナーレ

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AfterGlow

毎日あほうだんす
――寿町の日雇い哲学者 西川紀光の世界

トム・ギル

6時15分になった。西川が仕事を探すのに集中できるように私は一歩後ろに下がった。すると労働センターのシャッターが上がった――今日は30件程度と前日ほど仕事がないようだ。ほかの日雇い労働者の波とともに西川は前のほうへと進む。2列目に並んだので、何か仕事を手に入れるだろうと思ったのだが、ほかの男たちのように人を押しのけていく気概がなく、後ろから割り込んでくる男たちが西川より先に仕事の申込書をとっていく。1分ほどで仕事は全部なくなった。仕事がなくてうんざりして帰り始めた男たちのなかで西川はもうしばらく待った。そして、遅れて提示された仕事を目の前の事務員の手からなんとか奪い取った。

「労働者1。西川紀光、53才、土工」と書いてある紙切れを私に見せる。
三ツ境での仕事なので、電車と徒歩で約45分。12,500円の賃金と昼食代が500円。「石を運ぶ」と、「舗装版」をねこ車に積む動作をしながら、仕事の内容を説明してくれた。

「いい仕事?」

「重労働、存在自体への罰!」

大声を出して、笑いながら繰り返した。

「存在自体への罰!」

そう言い放って、歩き出した。私は思った。「2000年、60になったら死ぬだろう。20世紀最後の見られざる最後の実存主義者のヒーロー。」(1)

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2007年2月3日の聞き取り

 私の名前は西川紀光。にしかわ・きみつ。生まれは1940年、昭和15年。ジョン・レノン、アル・パチーノ、ピーター・フランプトン、ラクエル・ウェルチ、ジャック・ニクラウス、相撲の大鵬と同じ年ですよ。親は大げさな名前を付けた。戸籍にある正式な読みは「ノリミツ」となっていて「この世紀のひかり」というつもりで付けたと思います。……若いとき、占い師に縁起悪いと言われました。「川」と「紀」は画の数は3+9=12、でそれはlife が悪い、ノイローゼになりやすい、結婚しにくい、ということで。
「西」も問題ですね。仏教の空の思想では悪いものはすべて西から来ますからね。西は日没の方向だから、世界中で死者の世界は「西」にあるとされる。川を越えて、ゴン・ウェスト。ダライ・ラマも空の問題に取り組んでいます。私はこんな問題に興味ありますよ、奇妙な弁証法です。
「空そのものは文句無しに実存しているか。」面白おかしい問題ですね。 G.K. チェスタートンもそれなりにその問題に取り組んでいました。独特なユーモアもあってね。だからこそチェスタートンは東洋で人気があると思いますよ。彼の死刑論は面白い。「死刑反対であれば、刑務所の外で叫んだりするのではなく、刑務所に入って、死刑になる人と抱き合って、涙をぼろぼろ流して『あなたは死ぬべきではありません!』というべきだ」と。つまり実践主義ですね。人間ひとりひとりに注目するという意味でね。

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2007年2月17日の聞き取り

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 今の人間には退行現象があると思います。真実のことから逃げてしまう。一番悪いのは権力、国家。国家のせいで解決不能の不条理と不合理が生まれました。これはやはり20世紀の最大なテーマですね。本当にリラックスした生き方、安心な生き方ができなくなったからね。今だって、北朝鮮がいつ日本に原子爆弾を投下するか分からないでしょう。不安な、フランツ・カフカのような気持ち。カフカはヒトラーが政権を取る直前にうまく亡くなりましたね。……

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 私が影響された人にはグル中沢(中沢新一)とかコリン・ウィルソンがいる。あとはヘルマン・ヘッセ、ジョン・スタインベックとかサマセット・モーム、ドストエフスキーのシベリア抑留の話。一貫性はないですよ、教育がないから。

──日本人のヒーローはあまりいない?
いますよ。おやじ。グル中沢。あと港湾の立派な組長、名前の分からないヒーローですよ。彼らは本当のヒーローですよ。……
グル中沢はオウム真理教の問題で批判されたけど、学者には一つぐらい間違いをしても許されてもいいじゃないかと思いますよ。ポール・カンメラーというオーストリアの生物学者はウイリアム・ベイトソンに批判されて自殺しましたし、ジョージ・オーウェルとかアーサー・ケストラーはさんざん非難されているではないか。
グル中沢は熱心ですからね、たくさんの本を出版して。実践的だし。神話には詳しいし。一番好きなのは『チベットのモーツァルト』とか『はじまりのレーニン』、『バルセロナ秘数3』、『緑の資本論』。これらがコアじゃないですか。対称性・Symmetry の考え、抑圧された、潜在的な、無意識な、流動的な知性、これらがキー・エレメントじゃないでしょうか。
対称性について言いますと、遠くから見たら、人間と人間の間、人間と動物と植物の間に大した違いはない。人間は特に飛び出るほど偉いものではない。そういう面白おかしい観点がありますよ。3年間チベットに行ったから説得力があります。羨ましいですよ。……

 

2007年2月25日の聞き取り

 戦争が終わった日、よく覚えていますよ。今まで見たことない青空でした。感動的でしたね、子供の私にとって。凄く静かでした。針が落ちるのも聞こえるぐらい。空が青い、清らかに。……

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 私は権力が嫌いですね。強圧的な先生とか神父とか。キリストとか仏陀はそういうことしないよ、本物の神は権力的じゃないですよ。

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2007年3月3日の聞き取り

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 北イタリアで発見された化石みたいなものがあります。若い男と女が抱き合ったままで殺されたという感じ。『サンデー毎日』で見たよ。イタリア人の考古学者が掘り出した。未成年でセックスしていたから石を投げられて殺された。社会秩序を脅かすから。部族が違うと恋愛は禁じられていたとか。それはものを言うと思いますよ。神の掟、父親の命令に抵抗してはいけない。やはり、父親の権力が強すぎるといけないですね。

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……横浜は結構面白い街で、アメリカ人がたくさんいました。自衛隊はこれぐらいでいいと思った、何か違うことをやろう、と。サミュエル・ジョンソンのように、色々の経験を積んで、百科事典的な人になろう、と。そのほうがリラックスできるから。Specialist(専門家)ではなく、 generalist(万能家)。ジョンソン、またはH.L.メンケンのような人に。

最初は横浜の日産自動車生麦工場で働いた。川崎のドヤのようなアパートに暮らしていたが、ある日となりの男が「土方の仕事を紹介してやる」と言ったので、応じました。(2)

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2007年3月10日の聞き取り

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前回の記録を紀光に見せたら「あほうダンス」は表記が違っていると言われました。「今日明日生きられるといい、それで精一杯。毎日はあほうダンス、まったなし」の部分。
トムが思った「あほうの踊り」ではなく、アフォーダンス(affordance)です。これは生物学の話。遺伝学やダーウィンを超えた自然科学の話。ブラジルとかチリで研究されているけど、まだ証明はされていないオートポイエーシス(autopoiesis)やアフォーダンスはウンベルト・マトゥラーナやフランシスコ・ヴァレラーの概念で、中沢新一も大事にしている。自然の世界で子供が産まれるとき、それをライオンから守らなければならない。外と内の間に壁はない。 ワットソンとクリックが DNAを発見して以来の自然科学の発見。ロンドン大学のデイビッド・ボーム先生もこだわっているよ。ハルマゲドンの話とも関係する。千年に一回大きな災害があって、その後人類はまたゼロからやり直す。
オウム真理教やデイビッド・コレシュはこの概念を上手く利用していた。……

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2007年3月24日の聞き取り

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 ボサノバ等ブラジルの音楽が好きで、ブラジルの貨物船のデッキで一服しながらそれを聞くのはとても楽しかった(ボサノバの踊りの仕草)。それでブラジルにつながっているという感じで海に飛び込んでブラジルまで泳いでいきたくなった。船員は皆ラジカセを肩において音楽を聴いていた。他の船もよかったが、ブラジル船は一番だった。
アン王女がマーク・フィリップスと結婚したとき、山下でケープタウンからコーヒーバッグを運んで来たイギリスの貨物船で働いていました。デッキまで行きまして船長に挨拶しました。「おめでとう」と。それで船長に誘われて、昼休みの時、一緒にワインを飲むことになりました。

 

2007年4月15日の聞き取り

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「いや、横浜まで戻れないと生きていられないから」

 

2007年4月18日の聞き取り(その1)
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 私は『ブライトン・ロック』などの海の物語は好き。ジョセフ・コンラッドの『台風』とか、最後は海で助けられる。砂漠の話は重苦しい。スタインベックの『怒りの葡萄』とか。オクラホマは砂漠になって。砂漠の人はある意味では一番モダーンですね。一番海から遠いから。皆求めているのは海ですよ。ターナーの海の油絵が大好き。あの暗い海の嵐の瞬間。私たち人間は水溶性の動物ですから、精神的に穏やかになる。……

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2007年4月18日の聞き取り(その2)
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 世界が平和になるにはエクストラ・テレストリアル(地球外生命)の侵略が必要でしょう。コモン・エネミー(共通の敵)。ユーゴを見てごらん。スターリンとヒトラーという危ない敵がいる限り、様々な民族マイノリティーが一緒に頑張ることが出来たが、その敵が消えると内戦状態。世界全体が同じ仕組み。

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2007年4月18日の聞き取り(その3)
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 Autopoiesis.インプットがない、アウトプットもない、ブートストラップのようなもの。Self-reproducing system(自己再生システム)。 外部と関係なしに自分で再生産します。人間は蛋白質から出来ています。蛋白質は細胞を作る、細胞は蛋白質を作る、それは永遠な繰り返し。人が死ぬ日まで、続きます。George Bernard Shawなら100歳まで、 Harold Wilsonなら70歳まで。Autopoiesisはブートストラップ、テンソル・フィールドのように、ヘーゲル的な弁証法でずっと続きます、細胞が自殺するまで。ずっと上まで伸びて、横に動くわけはない。純粋な運動ですね。中沢新一もそれに注目をしている。雑音がない、外縁量 (5)はない。やっと悟るところまでたどり着きます。シンプレクティック多様体と中沢が言う。

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2007年4月25日の聞き取り
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 寿町の人のほとんどは反権力。大阪の釜ヶ崎の人ほどではないが。(関西人は迫力ありますね。) 昭和39年、1964年、初めて寿に来た。ここは俺みたいな貧乏人のためのところ。とにかく、仕事がある。港湾労働、建設、トラックの運転手など。これなら、生きられる。私のサバイバルパック。町は活気がある、水蒸気のように、台風のように、ハリケーンのように。焼き肉食って、焼酎を飲んで。中華街で外国人と一緒に飲んで。アメリカの水兵、ヨーロッパの船乗り。フランス、ドイツ、イギリス、インドネシア、フィリピン。決まったバーがありましたよ。英語を覚えたが、だいたい酔っ払っていたから、ろくなものを覚えなかった。パングリッシュ(昔のパンパンガールが覚えるようなピジン英語)だけどね。文法無し。昔、米兵が日本人の女をパワフルな腕からぶら下げているのを見たことある。男がでかく、女がちっちゃいからそう見える。俺たちは肉食じゃないからしょうがないです。

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2007年4月28日の聞き取り
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 『アウトサイダー』は日本でもベストセラーでした。「怒りの世代」は日本でも有名。[コリン・]ウィルソンはハンプステッド公園のテントに暮らして、彼女ができて、遊びまくっていた。それをセックス日記にして彼女の父親にぼこぼこ[に]されるところでやっと逃げた。まあ、彼は実存主義者ですから当り前な生活ぶり。……

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 ウィルソンは常に「ピーク・エクスピリエアンス」(peak experience /至高体験)を探しているが、その至高体験のあとはどうなるか、それが気になりますね。ハイの後にはカムダウンが待っているかも。仏教にもそういう問題がある。悟りを開いてからどうする? 一旦至高体験ができたら、堕落した生活は出来ないでしょう。
ウィルソンはこの本で数人の文化的ヒーローの話をします。例えばフィンセント・ファン・ゴッホ。『星空』というものすごく美しい、そして命の楽しさがあふれる名作を描く。そして命がたまらなくなってしまって自殺してしまう。前者は絵画的な至高体験で、後者はある意味で同じ絵画的な動作。ゴッホも実存的な思想家ではないか、……

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2007年5月12日の聞き取り

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 私は寝たらしばらくは真っ暗だが、そのあとは夢を見る。きれいな夢、汚い夢。生きているときは身体に拘束されていますが、死ぬとそういう拘束がないからどういう夢を見るでしょうか。オーストラリアでアボリジニーをフィールドワークしたエルキンは言っています、神話は集合的無意識を表現する話、人間の共同体の夢。バートヘーゲンやイロルングアの儀礼では妊娠した姉の血を流して、ドラゴンが立ち上がるという。自然を汚すと天罰が当たるということ。アイヌもそうですね。
日本なら高野山とか長野とか。日本人はお守りを持つし。……

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 白い光はスペクトルに分かれると「オーム」は白、「ばじら」は黄色、「さっ」は赤、「と」は緑。「とば」は青。最後は青色。スピードがある光は青。……

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 われわれ人間たちはスローで、Painful world に暮らしている。スピードの問題。作動原理。心の問題。心は鏡のようなもので、色々のイメージを作る。相手に執着する。何かに執着すると黒くなる。

2007年5月26日の聞き取り

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 本を読むようになったのはオイルショックのいい結果でした。もし仕事がずっとあったとすれば、図書館に行かなかったでしょう。ずっと働く・稼ぐ・飲む・遊ぶと、dull(つまらない)ままで刑務所で終わったでしょう。 Negligent(怠惰)でね。ホッファーが言う通り、「ものごとを考えぬくには暇が要る。成熟するには暇が必要だ。」図書館は無料だから、金がないときに最適。

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 今の日本はnegligentで精神的に不景気です。アメリカやヨーロッパより悪いよ。皆に「Wake up! 起きろ!」と言いたいけど、そうすると警官に逮捕される。今の日本社会は病気で、私は処方箋をあげたいが、受け入れてくれない。……

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 格差が広がっていって、アメリカのモデルに近づいている。だけど私にはルサンチマンはない。私の場合は日雇い労働者になるのは運命、カルマですよ。でもアイヒマン、ヒトラーは今地獄ですよ! ダンテのインファーノ。東條英機もね。みんなhell!(笑い)。永久の罰則を受けている。それは計算されているよ、数学のように。人間はmaterial(物質)だから、常に腐ったりして、終わりに近づいていく。でも死ぬと逆転があるよ。健在の時、野良猫や犬に餌をあげる人は亡くなってからその見返りが来る。

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2007年6月2日の聞き取り
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 仏教・密教の関心はドイツ人のヘルマン・ベックとイギリス人のクリスマス・ハムフリーズの本を読んで。それでチベット仏教のマニアになった。ベックの本が私に飛んできました。50歳を過ぎてから、寿の労働センターの前にいた時、図書室係はたくさんの要らない本を捨てていた。その中にはヘルマン・ベックの本、『仏教』があった。文庫本の上と下。労働センターの図書室から捨てられて。その日処分された本の中には3冊の読みたいやつがあった。シェイクスピアの研究とか。中国とアメリカの外交関係とか。そしてヘルマン・ベック。

何となくジョージ・オーウェルが会話に出た。

オーウェルの作品には理想主義、ユートピア的な考えがある。でも地に足がついています。しっかり経験に基づいて話しているから。労働者の見方で世界を見ているし。オーウェルは当たっている。人類はダーウィン的な進歩をせずに、むしろ劣化している。あの人は経験しているから尊敬しますよ。スペインの内戦で撃たれてしまって。
『1984年』は傑作ですね。アーサー・C・クラークの『2001年』に負けない。「テレスクリーン」がキーワード。プライバシーのない生活。独裁者はあらゆることを見ることができる。集中的権力。Central power, central heating(集中権力、セントラル・ヒーティング)。今の社会には監視カメラが多いですね。国会とかそういう所にあってもいいけど、銀座とか渋谷においてはいけない。だって、犯罪が完全に無くなったら、探偵映画とか犯罪小説は作れなくなるから。犯罪とかギャングは文化の一部で、人気が高い。彼らをみな潰そうとするのはファシズムですよ。慈悲の精神、Compassion(同情)、それが権力者の一番必要なものですよ。

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2007年6月10日の聞き取り
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 ……図にある宇宙卵はドゥルーズとガタリのアイディアです。
宇宙卵→誕生、だが未成熟→10年20年30年苦しんで修行すると第2の誕生! 生まれてすぐ悟りが開ける人もいる。……私の場合は、まだ。……そして悟りが開けば女に戻る。我々は宇宙の一部でありながら、宇宙を創設する……


編註:

(1) 『毎日あほうだんす』の後に出版された同著者による下記の文献において追加された部分から引用・翻訳して掲載した。 Tom Gill, Yokohama Street Life: The Precarious Career of a Japanese Day Laborer [Asia World Series of Publi-cations] (London: Lexington Books, 2015), pp. 16–17. Copyright © 2015, Used by permission of Rowman & Littlefield Publishing Group. All rights reserved.

(2) 前掲の『Yokohama Street Life』(p.48)には下記のとおり追加記述がある。「そして川崎の原っぱに行って仕事をもらうようになって、そのあと横浜の寿町に。数年東京の山谷にもいました。」

(3) (2)に同じ:『Yokohama Street Life』(p.50)「アメリカの生態心理学者ギブソン(J.J. Gibson)が提唱している。彼によれば、私たちは実際には目で見たり、耳で聞いたりするのではなく、どちらかというと何かを見せられたり、何かを聞くことを許されたり、環境が経験を与えてくれる。アフォード足の下に土があるから、歩ける。椅子は座る可能性を提供してくれる。」

(4) (3)に同じ「子供のころ、もっと高い目標について考えるアフォーダンスなんて全くなかった。戦後の混乱のなかで、ただ、日々生き抜くのが精いっぱいだった。」

(5) 西川紀光による表記は「外縁量」だが、「外延量」の誤表記であると思われる。原典 p.87の註7には以下の記述がある:「たぶん『外延量』(物理用語 , extensive quantity)を一字間違えた。…… 外延量は加法性が成り立つ量であり、長さ、質量、時間、面積、体積などである。内包量(intensive quantity)は加法性が成り立たない量であり、温度、速度、密度、濃度、利率などである。」

トム・ギル『毎日あほうだんす――寿町の日雇い哲学者 西川紀光の世界』(2013年、キョートット出版)より抜粋翻訳(追加部分):帆足亜紀