トリエンナーレ学校


ヨコハマトリエンナーレ2017の参加作家や、ヨコハマ・パラトリエンナーレの紹介を通じて、アーティストの考えや作家性に触れる講座を実施しました。


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vol.12 【ヨコハマトリエンナーレ 2017】 アーティスト 宇治野宗輝と語らう(2017年6月)
これまでの作品制作や活動の軌跡、ヨコハマトリエンナーレ2017の作品の構想についてお話を伺いました。
出 演:宇治野 宗輝(ヨコハマトリエンナーレ2017参加アーティスト)
聞き手:木村 絵理子(ヨコハマトリエンナーレ2017キュレーター/横浜美術館主任学芸員)



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vol.13 障害のある方と多様な分野のプロフェッショナルが創るアートプロジェクト 〜「ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017」の活動に迫る〜(2017年10月)
ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017の構成と展開についてお話を伺いました。
講 師:野崎 美樹(ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017プロジェクトマネージャー)
聞き手:帆足 亜紀(横浜トリエンナーレ組織委員会プロジェクト・マネージャー)






プログラム活動


ヨコハマトリエンナーレ2017に直接関わる活動として、ビジターサービスセンターの運営やガイド活動、アーティスト・プロジェクト支援などの活動を行いました。

1.ビジターサービスセンターの運営


来場者へのおもてなし・情報提供の拠点として、横浜美術館会場内にハマトリーツ!が常駐するビジターサービスセンターとハマトリーツ!ステーションを設置しました。ヨコハマトリエンナーレ2017のイベント情報、近隣のアートプログラムのインフォメーションを務めるほか、自主活動グループによる「ヨコトリ感想ノート(来場者が作品の感想を共有するノート)」や「ヨコトリ検定(クイズ)」、テーマ「島と星座とガラパゴス」にちなんだ「星占いワークショップ」など、サポーターの創意溢れた自主的な活動を展開し、その他にも各種ワークショップやギャラリー・ツアーの参加受付を行うなど、来場者のコンシェルジュ的な機能を果たしました。(活動期間:ヨコハマトリエンナーレ2017会期中)

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・来場者へのインフォメーション
・ビニールバッグやチラシの配布
・ガイドツアーやワークショップの受付
・スタンプラリー受付
・クイズラリー受付
・WEBアンケート回答者対応
・チラシ管理
・活動記録写真の撮影
・活動記録日誌の記入
・星占いワークショップ
・各種イベントの運営サポート




2.アーティスト・プロジェクト支援


参加アーティストのサポートとして会期前には作品制作サポートを、会期中は各プロジェクトの運営サポートを行いました。

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小沢剛《帰って来たK.T.O》作品制作サポート(2017年7月)
小沢剛の新作映像作品となる、《帰って来たK.T.O》の楽曲のコーラスを担当しました。


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柳幸典《Project God-zilla-横浜市開港記念会館地下》搬入サポート(2017年7月)
柳幸典の新作《Project God-zilla-横浜市開港記念会館地下》の制作サポートとして、横浜市開港記念会館への廃材の搬入をお手伝いしました。


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オラファー・エリアソン《Green light》アーティスティック・ワークショップ インストラクター(ヨコハマトリエンナーレ2017会期中)
研修を受けたハマトリーツ!がインストラクターとして《Green light》アーティスティック・ワークショップにおけるランプキット組み立て作業の指導や、材料の下準備を行いました。


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アレックス・ハートリー《どこでもない国》大使館運営サポート(ヨコハマトリエンナーレ2017会期中)
「《どこでもない国》大使館」の「大使」として「入国審査」の運営サポートを行いました。来場者が「大使館」内の国土上で「Nowhereislandをよりよくするための提案」を宣言する時の立会人のほか、宣言の受理や「入国証明書」の発行を行いました。


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シュシ・スライマン《金香木の島、シリウスの星、赤道軸の上で》への水やり・作品補修サポート(ヨコハマトリエンナーレ2017会期中)
横浜美術館前に設置された《金香木の島、シリウスの星、赤道軸の上で》の樹木へ、会期中毎日朝夕2回の水やりを行いました。(雨天時を除く)また、会期中に台座の補修メンテナスのサポートも行いました。




3.ガイド活動プログラム


子どもから大人まで、幅広い世代を対象に、ハマトリーツ!独自の視点でヨコハマトリエンナーレ2017や作品の魅力を、来場者にわかりやすく伝える鑑賞ガイドプログラムを実施しました。※横浜美術館教育普及プロジェクトと協働で研修プログラムを行いました。(募集期間:2017年1月下旬~2月下旬、研修期間:2017年3月中旬~8月)

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事前ガイダンス
事前申し込みのあった団体来場者に向けて、展示鑑賞前にヨコハマトリエンナーレ2017の見どころを紹介しました。小学生程度・中学生程度・一般(高校生以上)の年齢層別のシナリオと英語版のシナリオを用意し、団体の希望に合わせて内容や言葉使い、話し方を工夫しながらガイダンスを行いました。


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サポーターによるギャラリー・ツアー
来場者と一緒に会場をめぐるツアー形式で、横浜美術館会場の作品を解説しました。


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作品前トーク(横浜赤レンガ倉庫1号館)
横浜赤レンガ倉庫1号館会場にて、作品の前で来場者に向けて解説を行いました。


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作品前トーク(横浜市開港記念会館)
横浜市開港記念会館地下会場にて、作品の前で来場者に向けて解説を行いました。


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ヨコトリ2017をチラ観しよう!
横浜美術館子どものアトリエで実施している「親子のフリーゾーン」開催日に合わせて、現代アート鑑賞を親子で楽しんでもらえるように、フリーで見られる作品を一緒に回りながらハマトリーツ!がガイドする観賞ツアーを実施しました。


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ヨコトリみどころ紹介〜島と星座とガイダンス〜
個人の来場者向けに、展覧会の見どころを紹介するガイダンスを行いました。




4.ヨコトリ2017PR活動

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横浜市内の様々なイベントで、ヨコハマトリエンナーレ2017の宣伝ブースを出展し、ワークショップを行いました。
・第25回大岡川桜まつり
・第33回全国都市緑化よこはまフェア里山ガーデン
・横浜F・マリノス PRブース
・「横浜をつくろう!」カブリモノづくりワークショップ
・ヨコトリDANCE
・新横浜パフォーマンス2017
・横浜マラソンEXPO2017
・黄金町アーティストレジデンス蚤の市 in のきさきアートフェア





自主活動「交・観・繋・支」


ハマトリーツ!の特徴でもある自主活動の一環として、2016年から活動内容やそのプロセス、目標点等をハマトリーツ!が自ら考え実践していく新たなプログラムを実施しました。ヨコトリ2014で展開した「チーム活動」と2015年に行った「ゼミ」の要素を取り入れ、「交・観・繋・支」の4つの漢字それぞれをテーマに、サポーター自らが考えたグループを結成し、2016年からヨコトリ2017に向けて様々な活動を展開しました。


交(こう・まじわる)


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ハマトリーツ!同士の交流、市民との交流、他団体との交流


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遠足
自分たちでツアー工程を考え、有志を募って札幌国際芸術祭2017へ遠足に行きました。現地では札幌国際芸術祭サポーターとの交流会も行いました。
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料理部
全国芸術祭サポーターズミーティングの交流会など、イベントで料理を振る舞うだけでなく、横浜で採れる野菜を使ったオリジナルレシピを作成し、ビジターサービスセンターで配架しました。また、横浜美術館のCafé小倉山とのコラボメニューとして「島と星座のクリームソーダ」の考案、オーブン粘土を使った「金太郎あめ」作りワークショップなど多岐にわたる活動を行いました。
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観(かん・みる)


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作品を観る、観方をサポートする、つくって観る


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観る・学ぶ
来場者にヨコトリ2017をもっと楽しんでもらうための様々な工夫や企画を考えました。来場者に自由に感想を描いてもらう「感想ノート」、横浜トリエンナーレに関するクイズ問題を解く「ヨコトリ検定」、作品についてみんなで自由に語り合う「ヨコトリおしゃべり会」、おすすめ作品や鑑賞のポイントを余すところなくまとめた「ヨコトリ見どころMAP」など、様々なアイディアが実現しました。
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アートアクセシビリティ
小さなお子さんや障がいのある方等がもっと気軽に現代アートに触れられる機会を増やし、現代アートの面白さを伝えようと、グループで様々なリサーチを重ね考案したオリジナルの「手さぐりワークショップ」を企画運営しました。その他、横浜市の「子どもアドベンチャー2017」では横浜美術館会場でワークショップを行ったり、ヨコトリ2017のインクルーシブな展覧会に向けた取組として、展覧会の情報をわかりやすく伝えるチラシの作成や車椅子やベビーカー利用者向けのアクセスガイド作成のお手伝いをしました。
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繋(けい・つなげる)


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ハマトリーツ!活動を繋ぐ、まち・歴史とひとを繋ぐ、情報を繋ぐ


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時をかけるヨコハマ
横浜の街を地理的・歴史的・美術的に相互連携させた視点から読み解く「路上観察案内書」を作成し、ビジターサービスセンターに配架しました。また、路上観察案内書をもとにまち歩きを行う「路上観察会」も開催しました。
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情報発信
フリーペーパー「ヨコトリーツ!」の発行を通して、ハマトリーツ!に関する情報の発信を行いました。
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支(し・ささえる)


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活動を支える、支援バンク、アーティスト支援


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活動支援
初めて活動に参加するサポーターの案内や他の自主活動グループの活動のお手伝いを行いました。また、ヨコトリ2017会期中にはサポーターズサロン 「ヨコトリしゅみせん!〜世界は〇〇でできている〜」と題して8本のトークイベントやフィールドワークを企画運営しました。
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第3回全国芸術祭サポーターズミーティングinヨコハマ

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さいたまトリエンナーレや水と土の芸術祭など、日本各地で開催されている芸術祭のサポーターが集まり、意見交換や交流を通じて、それぞれの経験を共有することで、その意義やあり方について考える場として、年に一度、芸術祭の開催地域にて"全国芸術祭サポーターズミーティング"を開催しています。2017年は"第3回全国芸術祭サポーターズミーティングinヨコハマ"をハマトリーツ!が主催し、シンポジウムを開催するほか、事前ガイダンスやギャラリー・ツアーでのガイドや、交流会では料理部による手料理が振る舞うなど、各地の芸術祭サポーターをおもてなししました。
また、参加団体の活動紹介パネル展示コーナを横浜美術館会場に設置し、ヨコハマトリエンナーレ2017会期中に展示を行いました。
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ハマトリーツ!フェス

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「第 3 回全国芸術祭サポーターズミーティング in ヨコハマ」の開催に合わせて、ハマトリーツ!のオリジナルワークショップや路上観察会、サポーターズサロンなど様々な企画を1日を通して同時多発的に行い、サポーター活動を多くの方々に知ってもらうイベントとして、「ハマトリーツ!フェス」を開催しました。
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ハマトリーツ!プレゼンツ
ヨコトリ2017閉幕イベント ファイナルラウンド

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ヨコハマトリエンナーレ2017最後の3日間に、缶バッチワークショップや折り紙ワークショップ、作品を詳しく解説するヨコトリコンシェルジュなど、様々なイベントを行いました。また、2020年になりたい自分の姿を六角形の紙に書いて星座盤に貼るワークショップ「2020年の私」では、たくさんの人のステキな夢が集まりました。
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シンポジウム「ひらいて・つなげる横浜トリエンナーレ」

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ヨコハマトリエンナーレ2017閉幕後に、次回の横浜トリエンナーレを見据えながら今後のサポーター活動を展望するシンポジウムを開催しました。登壇者によるパネルディスカッションの後、 「まち」「アート」「サポーター」をテーマに、ハマトリーツ!としてどのようなことができるか、 それぞれのテーマに対して自分が何ができるのかを考えるワークショップを、ワールドカフェ形式で行いました。
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ヨコトリ2017へ行こう!キャンペーン
#ヨコトリといっしょ〜わたしのヨコハマをきりとってみよう〜

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2005年と2011年の横浜トリエンナーレに参加したアーティスト、安部泰輔氏が制作した布製のバッジ「ヨコトリ」と一緒に横浜の風景を撮影した写真をSNSに投稿する応援キャンペーン「#ヨコトリといっしょ」をハマトリーツ!が企画、展開しました。
投稿作品の中から安部氏にお気に入りの写真を3枚選んでもらい、「安部泰輔賞」として受賞者に安部氏オリジナルグッズをプレゼントしました。
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