お知らせ
「第9回横浜トリエンナーレ」開催決定!
アーティスティック・ディレクター、会期の情報を公開しました
横浜トリエンナーレ組織委員会(委員長:近藤誠一[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 理事長])は、「第9回横浜トリエンナーレ」を2027年に開催します。
企画を統括するアーティスティック・ディレクター(以下、AD)には国際的に活躍するキュレーターの二人組、ルーマニア出身のコスミン・コスティナシュ(Cosmin Costinaş)とコロンビア出身のインティ・ゲレロ(Inti Guerrero)を迎え、横浜美術館を中心に横浜ならではの現代アートの展覧会をお届けします。会期は、4月23日(金)から9月12日(日)までの124日間です。
明日を生きる人のために
横浜トリエンナーレは、2001年にスタートした日本有数の国際芸術展です。2027年の第9回展で27年目を迎えます。わたしたちはこの機に、あらためて以下の4つの目標を掲げます。
複雑な国際情勢、人工知能の台頭、先行きの見えない不安。こんな時代だからこそ、横浜トリエンナーレは、よりよい明日を生きようとするすべての人びとの営みに、アートを通して寄り添います。
① 横浜という街に深く関わる
1859年の開港以来、横浜は、国際貿易港としてさまざまな文化の波を真っ先に受け止めてきました。現在は、約13万人169か国籍の人びとが暮らす、総人口377万人の巨大都市です。一つの地域(ローカル)でありながら、同時に世界と出会う場所。この横浜のユニークな特性を十全に生かした事業を実施します。
② 横浜のリソースを活かす
横浜市は2004年より、文化による都市再生を目指す「創造都市」を政策に掲げてきました。この成果として、市内各所には長い活動歴を誇るいくつものアートの拠点があります。第9回展では、メイン会場となる横浜美術館とこれらの拠点を密につなぎます。多彩な見どころが街にネットワーク上にひろがります。
③ 市民にひらかれる
横浜トリエンナーレのモットーは、一貫して、「現代アートの良質な入門編」です。最先端の動向を丁寧に紹介することで、会場を訪れるみなさんの視野を世界へと広げます。同時に、専門知識がなくとも楽しめる作品を積極的に展示し、まずはアートに触れてみたい!という気持ちに応えます。
④ GREEN×EXPO 2027の理念を共有する
横浜市では2027年、GREEN×EXPO 2027を開催します。第9回横浜トリエンナーレも会期を合わせ、「自然との共生や幸福感を、新たな明日の風景として可視化していく」というGREEN×EXPO 2027の理念の実現に共に取り組みます。

「第9回横浜トリエンナーレ」開催概要
| アーティスティック・ディレクター | コスミン・コスティナシュ(Cosmin Costinaş)[キュレーター、著述家] インティ・ゲレロ(Inti Guerrero)[キュレーター、美術教育者] |
| 会期 | 2027年4月23日(金)~9月12日(日)[124日間] ※休場日:毎週木曜日(4月29日、9月9日を除く)、4月28日(水) |
| 会場 | 横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)ほか |
| 主催 |
横浜市 |