横浜トリエンナーレ2014 8.1[金]-11.3[月・祝]

世界的に活躍する現代美術家やなぎみわが2010年より開始した演劇プロジェクト「やなぎみわStage Trailer Project」。「横浜トリエンナーレ2014」では、東北地域の美術を考え続けるプロジェクト「東北画は可能か？」と協同し、中上健次の『日輪の翼』を舞台化した新作演劇の舞台美術「移動舞台車」を制作。国内で初披露します。

この舞台車は、台湾・虎尾で特注製作された舞台装置で、本プロジェクトの独立した美術作品です。舞台車の正面および側面のステージ垂れ幕（通称：スカート）部分に施される装飾の原画を「東北画は可能か？」メンバーが手描きで一筆一筆丹念に描き、その原画を元に、やなぎみわがデータ制作と装飾を行っています。

また原画データは同メンバーがさらに描き込み、9月20日～10月19日に開催される「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2014」でも展示。昼と夜、山と海、生と死、中上健次とやなぎみわの世界観が融合した巨大絵巻を、両芸術祭で披露します。