トヨダヒトシ
TOYODA Hitoshi

出生地 アメリカ
生年 1963年
写真家トヨダヒトシは、プリントでも写真集でもなく、スライドショーだけで作品の発表を続けています。ヨコハマトリエンナーレ2014では、会期中、初期から現在にいたる主要な作品を横浜市内の様々な場所で上映します。トヨダからの贈り物のように「写されては消え行くイメージ」は、鑑賞者の脳裏によみがえる記憶と交感され、本展第8話のテーマ「漂流を招き入れる旅、漂流を映しこむ海」にふさわしい、新たな作品体験を紡いでいくことでしょう。

[作家略歴]
1990年渡米。1991年、ニューヨークの国際写真センター(I.C.P.)が主催する社会人向け写真講座でナン・ゴールディンの指導を得る。1993年よりニューヨークを拠点に活動を開始。以降、写真を一切プリントせず、アナログの映写機を自ら操作し、モノとしての痕跡を残さないスライドショーによる映像日記作品を発表しつづけている。2000年より日本でも東京都現代美術館、横須賀美術館、タカ・イシイギャラリーなどでの上映の他に、山奥の廃校になった小学校の校庭などでも一貫してライブ形式での上映を続けている。2012年より拠点を日本に移す。