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2011.10.17

【ご案内:10月23日(日)の国際シンポジウム「美術館と国際展―その可能性」、ただいま、参加者受付中※終了いたしました



ヨコハマトリエンナーレ2011 国際シンポジウム

横浜トリエンナーレは100年続くインフラを作れるか?
美術館と国際展ーその可能性

美術館で国際展—世界的には普及している制度ですが、横浜トリエンナーレでは、今回初めて横浜美術館が主会場のひとつとなり、今後は、運営上も美術館が一定の役割を果たすことが期待されています。
国内では、ここ10年、越後妻有大地の芸術祭や瀬戸内国際芸術祭のように人口の少ない地域における国際展が新しい試みとして耳目を集めてきました。また、昨年は、公立文化施設を中核として古い商店街も織り交ぜ、美術のみならず、パフォーミングアーツにまで分野を広げた総合的な都市型国際展、あいちトリエンナーレが始まり、国際展の形態も内容も多様化してきました。
今回は、美術館を拠点に運営し、実績を重ねてきた国際展、カーネギー・インターナショナルと台北ビエンナーレからゲストを迎え、美術館を拠点とする国際展のあり方やその意義そして継続性について検証しながら、国際展の新たな可能性を探ります。

◎開催概要
日時:2011年10月23日(日)14:00-16:30(開場:13:30)
会場:横浜美術館レクチャーホール
定員:200名(事前申込制)
参加費:無料
主催:横浜トリエンナーレ組織委員会
共催:横浜美術館
特別協力:独立行政法人国際交流基金
* 英日同時通訳あり

◎プログラム
14:00-14:15 開催にあたって

逢坂恵理子(ヨコハマトリエンナーレ2011総合ディレクター)

14:15-15:25 「美術館で行われている国際展の事例紹介」

■事例1:カーネギー・インターナショナル
ダン・バイヤース(カーネギー美術館現代美術担当アソシエイト・キュレーター)
■事例2:台北ビエンナーレ
張芳薇|チャン・ファンウェイ(台北美術館 ビエンナーレ/国際プロジェクト事務局ディレクター)
■事例3:欧州、中東の国際展
三木あき子(ヨコハマトリエンナーレ2011 アーティスティック・ディレクター)
*ティエリー・ラスパイユ(リヨン現代美術館芸術監督/リヨン・ビエンナーレ芸術監督)によるビデオプレゼンテーションを予定しています。

15:25-15:30 休憩

15:30-16:15 パネルディスカッション「美術館と国際展―その可能性」

司会:逢坂恵理子
パネリスト:ダン・バイヤース、張芳薇、三木あき子

16:15-16:30 質疑応答

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◎カーネギー・インターナショナルについて
ヴェネチア・ビエンナーレのたった5ヵ月後に開始された歴史のある国際展。1896年にアンドリュー・カーネギーにより、世界の現代アートを紹介する展覧会として開始され、観客の育成、世界の文化都市としての地元ピッツバーグのイメージアップ、そして、「明日の巨匠」の作品の購入と現代美術の収集を目的に今日まで継続的に開催されている。400点におよぶ作品がカーネギー美術館に収蔵されており、コレクション形成上、重要な役割を果たしている。第56回となる次回展は2013年に予定されており、ダニエル・ボーマン(キュレーター)、ダン・バイヤース(アソシエイト・キュレーター)、ティナ・クキエルスキー(アソシエイト・キュレーター)の3名で手がける。

◎台北ビエンナーレについて
「今日の台湾現代美術」と「中国現代彫刻展」を統合して、台北美術館にて1992年より開始された。1992年より1994年までは、公募展として運営、1996年には4名の台湾人キュレーターがビエンナーレを担当。1998年より、国際的に活躍している海外のキュレーターを招へいし、以降、2年に一度、海外と台湾のキュレーターを組み合わせて企画するコ・キュレーター制度を導入。第8回となる次回展は、2012年に予定されている。
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◎申込方法
1)申込み先
①メール:event@yokohamatriennale.jp
②ファクス:045-681-7606
2)件名=「国際シンポジウム参加希望」と明記
3)本文= ①氏名 ②電話番号を明記
4)締切日=10月22日(土)
※定員になり次第、募集受付を終了いたします。

チラシPDFはこちら(951KB)>>>

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