YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary Art

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ディレクターズ・メッセージ

12月18日をもちまして、横浜トリエンナーレ2005は閉幕いたしました。

多くの方々のご来場と、そして何より参加してくださいましたアーティストの作品群が今回の国際展を盛り立ててくれました。かかわってくださいましたすべての皆様に御礼申し上げます。

現在、会期中のさまざまな活動と決算の報告を兼ねたドキュメント集を作成しています。引き続きご注目ください。

 

横浜トリエンナーレ2005 「アートサーカス -日常からの跳躍-」

今回が二回目となる横浜発、現代美術の国際展、「横浜トリエンナーレ2005」では、山下ふ頭にある二つの倉庫の内外と中庭をメイン会場に、世界各国のアーティスト、ミュージシャン、パフォーマー、建築家など約80名が作品を発表しています。多様な作品、アートプロジェクトが、それぞれこの場所に合った方法で展示されています。また市内の数カ所でも、その場所の特性を生かした作品展示が行なわれています。

テーマは、「アート・サーカス (日常からの跳躍)」です。

通常、展覧会場といえば、作品と静かに対峙する場所であるというイメージがありますが、今回は、会場が倉庫であるということ、そしてこの倉庫が保税地区という特殊な場所にあることを踏まえ、自由な企画をもとに色々なものを体験できるような仕掛けを考えました。入口付近に設けられたサーカス会場を通過し、日常の生活空間から少し遊離した会場で、サーカスの催し物のように次から次へ飛び出してくる作品と出会う中で、アーティストの表現におけるジャンプを身近に体験していただければと思います。
 また、「展覧会は、可変的な運動態である」というコンセプトのもと、会期中、さまざまなワークショップやイベントが行われます。毎回会場を訪れる度に展示が変わっていることもあるでしょう。まさに82日間、会期終了まで変化し続ける展覧会となります。
さて、何がどのように変化して行くのか?
「百聞は一見に如かず」です。ぜひ会場に何度も足を運んで、現代美術作品の新たな表現における可能性をご自身の目で体験して頂ければと思います。

総合ディレクター 川俣 正

テーマ / アートサーカス(日常からの跳躍) /
     / 展覧会は、運動態である / 場にかかわる / 人とかかわる /


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