YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary Art

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参加アーティスト詳細-M

[作品写真] 松井智惠

松井智惠 (日本) / Chie Matsui 36

1960年大阪府生まれ。大阪府在住。

1980年代からインスタレーションの作品によって知られている。日常的なモノを布置するのではなく、自身の身体を通した自伝的、あるいは触覚的な形態や事物から作品を構成する。近年は、映像とパフォーマンスを駆使した寓意的な内容をもつ作品が主流になっている。個展をはじめ、1990年のヴェネチア・ビエンナーレ アペルト'90や1995年の東京都現代美術館開館展における大規模なインスタレーションなど国内外での活動がめざましい。

[作品写真1] 桃谷 恵理q

[作品写真2] 桃谷 恵理q

桃谷恵理子 (日本) / Eriko Momotani 37

1964年大阪府生まれ。パリ在住。

同志社大学経済学部卒業。1990年に写真を学ぶために渡仏。そこでキュレーターに興味を持ち始め、パリ第一大学美術史、文化企画学部に入学。1995年「ミクロ・エクスポジション・シェ・エリコ・モモタニ」という20㎡の自宅ワンルームアパートを開放した展覧会の企画を始める。以後、現在までに22名のアーティストと21本の展覧会を行なう。2003年に音の展覧会を初めて開催。リビングルームから台所、浴室、トイレ、寝室まで特殊な音体験をサウンド・インスタレーションとコンサートの手法で実現した。「ミクロ=極小」には、極小のスペースと最小限の手段で出来ることをやっていくという2つの意味が込められている。また、2003年には横浜の「スクラッチタイル」で資料展示とパフォーマンスを行なう。
主な展覧会は、ニック・ジー「ブレイクオフ」(1996年)、マチュー・メルシェ「ソフアのための白合板による構造」(1996年)、ジャゾン・カラインドロス「フーガ」(1999年)、パトリス・アメル「ジレンマ・レプリックN17](2000年)、桃谷恵理子&ジャコブ・ゴーテル「富嶽百景~北斎へのオマージュ」(2001年)、北原愛「トランジットの場所~群衆」(2001年)(写真下)、カルメラ・ウランガ「ヘッド・ラインズ」(2002年)(写真上)、アレクサンドロス・マルケアス「コンセルト・スパツィアーレ」(2003年)他多数。

microeriko homestay project URL

向井山朋子

向井山朋子 (日本) / Tomoko Mukaiyama 38

URL和歌山県生まれ。アムステルダム在住。

1991年に国際ガウデアムス演奏家コンクールで優勝後、ヨーロッパをはじめ世界各国でコンサート活動を展開。1993年、村松賞受賞。そのユニークなピアノに対するアプローチは多くの作曲家を刺激し、毎年、彼女のために新しい作品が創り出されている。現代音楽の第一線で活躍する一方、さまざまなジャンルのアーティストとコラボレーションを行ない、音楽の新たな可能性を切り開いていることでも注目される。2003年より、たった一人の観客を対象としたピアノ・リサイタル「for you」を開始、世界各地で大きな反響を呼んでいる。今年は秋に、ロイヤルコンセルトヘボーとの共演も決定している。

〔作品写真〕イングリッド・ムワンギ

イングリッド・ムワンギ (ケニヤ/ドイツ) / Ingrid Mwangi 39

URL1975年ナイロビ生まれ。ルートヴィヒスハーフェン在住。

ドレッドヘアのように、縮れた麻紐の束が天井から無数に吊り下げられたインスタレーションや、頭、背中、足などの断片的な身体の映像が映し出されるモニターの前で行われるパフォーマンスなど、ムワンギの作品では、一貫して髪の毛や血、肌といった身体の一部がモチーフとなっている。そこにはケニヤ人の父とドイツ人の母の間に生まれた彼女自身の身体が提起する、民族的なアイデンティティーや性差の問題が浮き彫りになっている。第25回サンパウロ・ビエンナーレ(2002年)、第7回シャルジャ・ビエンナーレ(2005年、U.A.E.)、第2回プラハ・ビエンナーレなど、国際展やグループ展に数多く出品している。

 


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