YOKOHAMA 2005: International Triennale of Contemporary Art

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参加アーティスト詳細-H

[作品写真]アン・ハミルトン

アン・ハミルトン (アメリカ) / Ann Hamilton 21

1956年アメリカ、オハイオ州リマ生まれ。オハイオ州コロンバス在住。

アン・ハミルトンは、カンザス大学でテキスタイル・デザインを学び、1983年までカナダのバンフ、モントリオールに住み活動を続け、帰国後イエール大学で彫刻を学び修士号を取得している。とりわけテキスタイル、ファブリックを習得としたことは、単に表現手段のみならず今日までハミルトンの重要な表現の発想の原点であり続けている。1991年までカリフォルニア大学サンタ・バーバラ分校で彫刻を教えていたが、それ以降は、もっぱら作家活動に専念している。
1991年にサンパウロ・ビエンナーレ、1999年にはヴェネチア・ビエンナーレのアメリカ代表として参加、鑑賞者のあらゆる感覚の動員を要請する広大な空間を駆使した作品によって知られている。

[作品写真]カリン・ハンセン

カリン・ハンセン (ベルギー) / Karin Hanssen 22

URL1960年ベルギー、アントワープ生まれ。アントワープ在住。

カリン・ハンセンは、アントワープのアントワープ高等美術研究所、王立美術院で絵画を学ぶ。西欧の典型的な中産階級の生活様式「モダン・ライフ」をテーマとし、様々な印刷物等から取材した絵画作品を制作。ヨーロッパを中心に活動、2005年第7回シャルジャ・ビエンナーレなどの国際展にも選ばれている。
ハンセンの絵画は、現実の自然風景が解体されはじめた近代以降の「風景画」の文脈に位置づけられる。また、その風景において示される生活様式は、西欧を拠点に国際化されることで少なくとも日本も含めた先進国においても広められ、同質化されてきた。ある決まりのもとで構成されるこれらのイメージは、それゆえ印刷物やあるいは映画の一コマ、テレビのコマーシャルなどを通してすでに人々の記憶に映像として刻印されたものを想起させる。



[作品写真]へディ・ハリアント

へディ・ハリアント (インドネシア) / Hedi Hariyanto 23

1962年インドネシア生まれ。ジョグジャカルタ在住。

現代社会の政治・経済的矛盾をテーマとし、彫刻を基本としながら、多様なメディアを使用したインスタレーションを制作する。特に、インドネシアに流入する消費文化がもたらす新たな価値と既存の価値観との間の摩擦を扱う。木、水、金属、プラスティックなどの異素材を組み合わせた作品や、チラシを使用した作品を特徴とする。近年の主な活動としては、グループ展「The Landscape in Southeast Asian Art」(シンガポール美術館、2000年)、 「Imagining Jakarta」(Cemara Gallery、インドネシア、2004年)、「Sculpture Expanded」(CP artspace、インドネシア、2005年)、個展「Home」(Red Mill Gellery、アメリカ、2004年)などがある。

 

〔作品写真〕堀尾貞治+現場芸術集団「空気」

堀尾貞治+現場芸術集団「空気」 (日本) /
Sadaharu Horio + On-Site Art Squad 《KUKI》
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堀尾貞治 1939年兵庫県生まれ。神戸市在住。

1966年、前衛芸術家集団「具体美術協会」の会員になり、1972年の解散までその活動に参加する。その後も精力的な創作活動を続け、1985年頃からは「あたりまえのこと」という一貫したテーマのもとに、無数の個展やグループ展、パフォーマンスなどを行なっている。
現場芸術集団「空気」は、堀尾の活動に共鳴し、そのサポートにあたる関西の美術家ら数十名からなる。2003年に最初のプロジェクト「空気美術館in兵庫運河」を開催。かつての木場に放置された材木等でいかだを制作、それらを連結してできた水上の空間を美術館に見立てて、約一年間にわたりインスタレーションやパフォーマンスを行なった。その後も堀尾とともに、関西を中心に国内外でグループ展やパフォーマンスを続けている。

 


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