参加アーティスト詳細-B

1948年ヴァレンシア生まれ。マドリッド在住。

教会の鐘や汽笛、サイレンなどを使ってオーケストラを編成して作曲を行ない、コンサートを開催する。すでにヨーロッパやアメリカなど世界各地の約100の街でプロジェクトを実行。2004年にバルセロナで開催されたコンサート「NAUMAQUIA」では、船の汽笛、ミュージシャンによる演奏、花火の音などを使った大規模なプロジェクトが話題を呼んだ。ジョン・ケージやフルクサスに強い影響を受け、街全体の空間や環境に重点を置いたプロジェクトや作曲活動を行なっている。

2004年、東京で結成されたグループ。

坂倉杏介、井出玄一、山崎博史、藤田雄三、岩本唯史によって構成されるグループ。本展では艀（はしけ）を使ったプロジェクトを行なう。耐久性、安定性に優れ、かつフラットな内部空間を持つ特性に着目し、人の集う空間に生まれ変わらせることで、艀の価値転換を図っていく。本展ではミニマムな水上のラウンジとして改修した艀を会場となる山下埠頭に係留させ、作品であると同時に会場の一部としても機能するスペースを制作する。「水上経験」を提案するボートピープルは、これまでも運河に面したBankART studio NYKでのシンポジウムと水上パーティーや、品川区から港区にかけての運河を調査し、水上での楽しみかたについての提案をまとめた「Canal Cruising Map」を作成するなど、さまざまなアプローチを試みている。

1938年ブローニュービアンコート生まれ。パリ在住。

多くの国際展やパブリックワークなど、永年にわたる活動から、日本でもなじみの深いフランス人アーティストの一人。今回のトリエンナーレでは、近年コラボレーションしたサーカス「Cie ETOKAN Buren Cirque」を紹介する予定。サーカスの会場だけでなく、公演内容、付属カフェなどすべてに亘って彼がリ・デザインしたこのサーカスに、ビュランの作品のエッセンスがふんだんに盛り込まれている。国際的アーティストとして新境地をひらく作品の一つ。
最近の活動は、「The colors suspended」、「The colors reflected」(2003年、豊田市美術館)、「Cerchi nell'aqua」(2004年、ポンティチェリ、ナポリ)、「De l'Azur au Temple du Ciel」(2004年、天壇、北京)他多数。