私たちは、適正なサイズの社会に軸足を移す、
「地方(じがた)」として自立する必要があります

現在、私たちは、エネルギーや経済の動き、富の分配の仕組みといった生活基盤を、自らの手でコントロールすることが困難になっています。この濁流から這い上がるために、私たちは、適性なサイズの社会に軸足を移していく必要があります。各地域が、中央に対する地方ではなく「地方(じがた)」として自立していく。ヨコハマトリエンナーレ2017では、これが群島や星座というイメージで語られます。どのような世界が展開されるのか、とても楽しみです。

鷲田 清一